(画像:Phantom 4 RTK機体) この度、DJI社が測量専門機種として開発したドローン(Phantom 4 RTK)を導入しました。

 従来の写真測量では、地上に標定点(既知点)を50mピッチに設置し標定点の座標を観測する必要がありました。
 この機種は、写真を撮影した時の機体の位置を衛星から正確に割り出し、位置情報を写真データに載せることで標定点無しで点群化を可能にします。
 作業時間は、75%短縮できます。

(画像:コントローラー) 3月13日に初飛行&初観測を実施しました。
 他社の製品との違いとして、測量に特化して開発されているため、こちらの要求する調整がすべて自動化されています。
 測量範囲、飛行高度、要求精度を選択すれば、飛行ルートを自動で計画してくれます。
 必要な精度を選択して「開始」ボタンを押せば自動で飛び立ち、作業終了後自動で着陸までします。
 しかも、途中でバッテリーが少なくなると自動で飛び立った場所に帰り着陸します。バッテリー交換後は、最後に観測した位置に自動でもどり観測を再開します。
 肝心の精度ですが、15mm+αとのことですが、只今実験を重ね検証中です。

 当社が行う測量の、品質とコストに大いに貢献してくれることでしょう。
 これからも検証と訓練を続けます。